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【 青い照明 -真空と光素-】再作 20mm耳飾り

¥3,400 税込

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【 青い照明 -真空と光素-】再作 20mm耳飾り
あおいしょうめい -しんくうとエーテル-

     心象スケツチ
      春と修羅
         大正十一、二年






わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鉱質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
 みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつゞけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのとほりの心象スケツチです

〔後略〕

宮沢賢治 『心象スケッチ 春と修羅』
序 より


『心象スケッチ 春と修羅』 の一番最初、『序』の序盤部分のイメージで作りました。
考察をするといろんな事が考えられますが、
今回は言葉をそのまま映す感覚で作りました。
青い照明、
透明な幽霊、
みんなといっしょに、
明滅しながら…

"わたくしという現象"
= 私が私であると感じること(自我・自意識)
私もこのように解釈しています。


サブタイトルは
賢治さんの作品によく出てくるものなのですが、春と修羅 序 にも色濃く感じられるなと思ったので付け足しました。

真空 しんくう ➀仏語。一切は因縁によって生じ、我とか実体とかいったものがなく、全くむなしいということ。小乗ではこれを悟りの境地とするが、このように空と観ずることによって智慧が発現するとき、その真空はそのまま妙有であり、それを真空妙有という。〔後略〕

真空妙有 しんくうみょうう 真空がそのまま妙有であること。有(存在)にもとらわれず空にもとらわれず、空もまた空であり、否定に否定を重ねたところに見出される〈真空〉は、決して虚無ではなく、かえってあらゆるものを成り立たしめている〈妙有〉であることをいう。〔後略〕


光素 エーテル
科学の有機化合物のエーテルとは別物。17世紀から19世紀にかけて信じられた、光を伝達するための媒質のこと。語源はギリシア語で、エレボス(幽冥)ニュクス(夜)の息子が、アイテール(天空)ヘーメラー(昼光)である。



素材:レジン
サイズ:カボション凡そ20mm
金具:ネジバネ式イヤリング/スタッドピアス(チタン)
※アレルギー非対応です。

※レジン部分は一つ一つ手作業で制作しております。歪みや気泡が見られる場合がございます事をご了承ください。

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